その2 間取りを作るときのポイント!
住みやすい家の間取りとはどのようなものなのでしょうか。
色々な要素がありますが、家事が楽になる間取りも、住みやすい家の重要な要素であることは間違いありません。
家事が楽になる主婦向けの間取りには、ポイントが4つあります。
1つ目はキッチンです。
奥様が一日の内で、多くの時間を過ごされるのは、キッチンではないでしょうか!?
キッチンが、夏は暑く、冬は底冷えして暗いスペースだったらい時間をすごしたくないですよね。料理を頑張る気持ちも失せてしまいます。
これでは、家族だんらんの場所である食卓が、なんだか暗い雰囲気になってしまいますね...
ですから、キッチンには快適で明るく、家族と一緒に料理ができる開放感が求められます。
おいしい料理は家族だんらんのモト!キッチンが快適なら、きっとおいしいお料理ができますね♪♪
2つ目は水周りの導線です。
キッチンと洗濯場、物干し場が近いと主婦の負担を大きく減らせます。家事の主な内容は『炊事』と『洗濯』と『掃除』です。なかでも、『炊事』、『洗濯』は特定の場所でしかできません。
ですから、『炊事場』と『洗濯場』がそれぞれ近くにないと、移動距離が長くなってしまいます。キッチンから洗濯場、物干し場の3つの場所はなるべく最短距離にすることが望ましいのです。
また、天気が悪い時や花粉の飛び交う時期に使える備え付けの室内物干し場や、雨風の心配のない、サンルーム型の物干し場があると助かります。
3つ目は、掃除のしやすさです。
段差が多くて掃除機がかけにくく、手の届かない場所が多いと掃除が行き届かなくなります。汚れがたまってしまい、結局後から大きな手間がかかってしまいます。特に毎日使うキッチンや浴室の掃除のしやすさは重要です。水を使う場所は、汚れが残ると悪臭やカビの原因にもなりますし、見た目も非常に悪くなってしまいます。
最近では、ロボット掃除機が床の掃除はしてくれますが、キッチンのシンクや、浴室までは掃除してくれません。ご自分で掃除しなければなりません。
それを考えると、水回り品は『お手入れのしやすさ』で選ぶといいと思います。
最後は最も重要なポイントです。
どの部屋にも十分な収納があることです。物を片付けるにはその物を収納できる場所がないといつまでたっても片付きません。また、せっかく広いお部屋にしても、物をしまうスペースが足りなければ結局は棚や家具を置くことになり、部屋が狭くなってしまいます。
これでは本末転倒です。
ですから、収納スペースは家中にバランスよく設置しましょう。
また、クローゼットや納戸など、独立した収納スペースがあると整理はしやすくなり、理想的です。
急な来客の時にも、すぐに片付けられます。
家事が楽になる主婦向けの間取りとは、家をきれいに保てる間取りでもあるのです。