その3 家事効率アップ!キッチンのポイント
家事がしやすい家を考える時、やはりキッチンも最重要の場所のひとつです。
キッチンは、冷蔵庫、シンク、コンロといった3箇所の位置や高さ、サイズなどが使う人に適しているかで、家事がしやすいかどうか違ってきます。中でも、シンクは、料理時や後片付けなどにも、よく集中して使用する場所なので、非常に重要です。
まず、シンクの高さは、いかがでしょうか?シンクの高さが高すぎたり、低すぎたりしていませんか?
シンクの高さは、使う方の身長によって使いやすい高さが決まってきます。
また、シンクの大きさはどうでしょうか。シンクが小さすぎると、鍋などの洗いものがうまく洗えません。
そして、調理台とシンクの位置も、距離がありすぎると、料理の際、非常に不便になります。
キッチンでは、他の家事と違い、多くの作業をしなければならないところです。洗濯機や、掃除機はどんどん、自動化が進んでいて、スイッチ一つ押せば、勝手に作業してくれるものもあります。
しかし、炊事だけはそんな風にはいきません。キッチンでは、人の手で、いろいろな作業をしなければなりません。
ですから、事前にキッチンメーカーのショールームなどで、自分が使いやすいキッチンの高さや、作業性、収納などを確認しておくといいでしょう。
また、細かいことですが、シンクで野菜を洗って、すぐに手早く調理台に持っていけるかどうか。あるいは、野菜を調理代で切った後、鍋にいれて、すぐにコンロへ。そして、コンロで煮立ち終わったら、シンクに持って行って、お湯をきるなど、家事がしやすいように機能的なキッチンであることが望ましいのです。
さらに、より家事のしやすいキッチンにするには、キッチンの収納機能も考慮すべきです。
調味料、食器類、食品、冷蔵庫、ごみ箱など、すぐに取り出せる位置に、適度なサイズで配置されていることが大切です。
また、忘れてはならないのが電子レンジや、電気ポット、炊飯器といった家電製品をどのように置くかということです。
これらのものがよく配慮されていれば、キッチンでの家事もスピードアップできて、しかも大変仕事がスムーズに流れます。
たった1日では、あまり実感が湧かないかもしれませんが、キッチンは毎日使う場所ですから、日を追うごとに時間の節約にも繋がってゆきます。